おべんきょしましょ!

為替の難しいところ

前回このカテゴリーで記事を書いてからまた2週間も開いてしまいまし
たね。怠け者なものですからご容赦ください。

さて、為替に限らず株式とかコモディティとかいうのはみな市場性商品
です。ということは絶えず不特定多数の市場参加者による何千、何万も
の取引の過程の中で対象商品のその時点での最適価格(フェアバリュー)
が決められ、時々刻々と変動していくわけです。

これまで為替取引に対するアプローチのしかたとして大きくファンダメン
タルとテクニカルがあるといったことを紹介してきましたが、実は為替
レートを規定する要素はそれだけではありません。

たとえば中東情勢の不安定化という地政学的リスクは最近では米ドル売り、
スイスフラン買いとかユーロやポンドへの資金フローという形になりやすい
傾向がありますよね。 

これはなぜかといえばアメリカはイラク派兵と政治的介入を通じて泥沼に
入り込んでいるということもあります(例として軍の駐留が長引けば経費
は莫大な財政負担につながるということもあるでしょう)。
それにイスラエルとアラブの対立とも無関係でないということもあります。

天変地異、自然災害といった突発性の要素も被災地域が広範に及べば経済
活動に甚大な影響を与えるであろうという連想から一時的にせよその国の
通貨売りにつながることもあります。

これらはファンダメンタルとかテクニカルといった次元とは違う外的要因
といっていいでしょう。

で、難しいのはファンダメンタル:経済の基礎的諸条件というものも静的
(スタティック)なものでなく日々発表される経済指標といったものを
反映して生き物のように変化していくのです。 

そして忘れていけないのはその時々の市場を規定するテーマとかトピック
ということです。 それが政治、軍事、自然環境変化といった外的要因の
時もあれば、月に一度のお祭り騒ぎをよぶような雇用統計といったファンダ
メンタルそのものを変化させる要素である場合もあるわけで、そういった
テーマを的確に把握し、マスとしての市場の心理を見極めないと、現在
起こっている変動の背景がつかめないわけです。

マ、そういう背景がわからなくてもチャートをしっかり見てれば何か大きな
ことが起こっているというのはわかるのですが、それだけじゃやはり味気
ないというか、所詮付け焼刃でしかないような気もしますね。

やはり長期的投資スタンスを取る人はファンダメンタルの趨勢の把握を
常に心がけるべきでしょう。

導入編第18回: トレンドレスの市場では...

さて、前回はトレンド(上昇、下落)が明確に発見できたときの取引の
原則についてみてきました。

今回はそういった明確なトレンドがみられない、ランダムな相場状況では
どうするかにスポットライトをあててみたいと思います。

貼り付けたのはユーロ円の日足で去年の9月から12月初旬までの期間です。
黒の水平に引いたラインの中で9月から11月初旬まで殆どトレンドらしい
トレンドを描くことなく、気迷い商状を続けているようにみえます。

img20070408.jpg
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導入編第17回: トレンドを見つけたら。

前回のテーマの続編です。

本当はトレンドを見つける目安として移動平均線との関係とか、いろ
いろ考慮すべき点があるのですが、対象として想定している読者層の
人たちにいきなり多くのことを詰め込んでも消化不良をおこすだけな
のでとにかくはじめはシンプルに、そして徐々にステップアップして
いきます。

audcad.jpg

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導入編第16回:トレンドをみつけよう。

外国為替取引にあまりなじみの無い方を対象にした導入編もここの
ところサボりがちになってて申し訳ないのですが、再開第一弾に
いきなり付け焼刃的にトレンドの話をもってくるのもちょっと問題
ですかね。

普通は入門書といえばバーチャート、ローソク足から初めて移動平均線、
RSI、ストキャスティクスなんかから入っていくものですし、なによりも
テクニカルより先にマクロ指標の意味について知らなかったらダメだと
いう観念がこびりついてしまってますもんね。 

そこでそんな先入観に敢えて挑戦してしまおうかなと思ったのです。
もちろんご批判を受けることは承知の上です。貼り付けた画像と見比べ
ながら理解していただければと思います。

trend.jpg
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導入編第15回:マーケットを彩る参加者たち

為替取引初心者の方々に少しでも外国為替に親しみを感じていただければ
と思って始めた導入編ですが、回を重ねてきたことでだいぶウオームアップ
ができたことと思います。 

前々回はファンダメンタルとテクニカルという相場へのアプローチ方法に
ついて簡単に書いたわけですが、両者は別に水と油、相容れないものでは
なく互いを補完しあう関係にあると思ってくださいね。

ファンダメンタルで対象国の現在の経済状態を正確に分析し、近い将来の
方向性をつかみ、どの通貨をロングにし、反対にどの国の通貨をショート
すべきなのかあたりをつけ、ではどのタイミングで実際にポジションを
作るのか、そして作ったポジションをどのタイミングで反対売買をして
収益を確定するかを決定するのにチャート分析=テクニカルを使うという
サイクルを繰り返すと理解してください。

さて、今回からは具体的なファンダメンタル・テクニカルの説明に入って
行きたいと思ったのですが、ある重大な事実に気がついてしまいました。

それは、‘人に教えるほど自分はこれらの事柄について詳しいわけ
じゃない’
という致命的な欠陥です。

確かに私自身為替取引の現場で七転八倒を繰り返しながらなんとかやって
これたのですが、考えてみれば普段は自分と相性のいいテクニカルしか
利用していないし、アナリストという立場でもないためバイアスの無い
正確なファンダメンタル指標の説明ができるわけでは全く無いので、かえ
ってまだ何の色もついていない人々を誤った方向に導いてしまいそうな
不安もあるのでなるべく副作用のない程度に留めるべきかどうか考えこ
んでしまいますが、そのつど‘これは個人的な観点である’とか、‘一般
的にはこういう風に説明されている’というような注釈をつけていこうと
思います。

今回のタイトルの意味はいうまでも無く為替相場にはいろいろな参加者が
いてそれぞれが独自のニーズや相場観から売り買いをしているということ
です。

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