2007年07月

まただいぶ時間が空いてしまいましたが

先週後半からどうにも時間が作れず、体力的にもきつかったので
全然更新できず申し訳なかったですが、相場の荒波を皆さんが
無事に乗り切っておられることを願うのみです。

今朝オフィスについてみたら某投資銀行のレポートのなかでドル円を
ロングにすることを推奨してました。

ちょっと前までは円ロングを推奨していたのですがなんとも変わり身の
速いことです。 多分あいつら自分でドルを買っておいて提灯をつけて
るんじゃないのか?といぶかってしまいますがネームバリューというの
かずいぶんパワフルな円売りがでているようです。

円安方向に行ってくれた方が喜ぶ人が多いと思うので今回119.65のとこ
ろにある日足一目均衡表の基準線あたりまでは戻って欲しいところですが
どんなもんでしょう。

キウイ円でエリオット

強烈な相場変動が毎年2~3度あるのは仕方ないですね。

これまで相場の神様に大もうけさせてもらった方々も多いと思います
から謙虚になるべきときもたまにはあるということでしょうか…

さて、相場の大波を乗り切るためのヒントを探るべくまたもや性懲りも
なくエリオット波動による分析を試みてみようというのが今回の趣旨
です。

で、今回は高金利で人気の高いであろうキウイ円。

Ⅰ 67.83(5/15, 2006安値)- 72.40(6/12, 2006高値)値幅4.57円
Ⅱ 72.40 - 68.90(6/29, '06) 値幅3.50円
Ⅲ 68.90 - 85.88(2/22, '07) 値幅16.98円
Ⅳ 85.88 - 77.45(3/6, '07) 値幅8.43円
Ⅴ 77.45 - 97.80(7/24, '07) 値幅20.35円

先週月曜に97.80の高値をつけてから週末の安値90.43まであっという間に
7円以上も下落したことから2006年5月を起点とする上昇5波動は既に終了
して今は3波構成の修正下落局面に入ったのではないかとの立場をとりたい
と思います。

となると、今回の下落局面の下げ止まる目安を計算しておきたいですね。

というわけでいくつかの候補を考えてみましょう。

第Ⅴ波の値幅20.35円に対するフィボナッチ計算をしてみると
38.2%:90.02
50.0%:87.63
61.8%:85.22

極端な場合第Ⅴ波の起点@77.45までパニック的に下落が進行するなんて
こともなくはないですが、まあ考えてみれば7.75%も金利差があるわけ
ですからそんなところまでいくとは思えませんけどね。

金曜のNY引け近くに90.43まで落ちたことで、上記38.2%地点@90.02を
ほぼ達成したことになります。明日の相場展開を見てみないとまだわかり
ませんが一旦はパニック売りが止まって少し戻すのかも知れませんね。

でも修正波動は3派構成になることが多いと教科書によると出ていますから
それが当てはまるとするならリバウンドしてきたところは売り叩くチャンス
ということになるでしょう。

そして今年5月にもみ合ったときの安値87.55とか先ほどのフィボ計算で
求めた半値戻し地点@87.63といったポイントがありそうな下値目安と
いうことになると個人的には考えてます。 
あくまで個人的な考えですからね!

ポンド円恐怖のシナリオ…

時間が無いのでポイントだけ。

221.15(3/6安値)-251.15(7/23高値)の値幅:30.00円

フィボナッチポイント
23.6:244.07
38.2:239.69
50.0:236.65
61.8:232.61
76.4:228.23

まずは38.2%戻しの239.69がサポートとして機能するかどうかに注目。

参院選はすでに織り込み済み。

上値の重さを払拭するのは並大抵なことでは難しそう…あくまで個人的
見解ですから責任は負いかねますが。

ポンド円も怖いです…

土曜の朝5時ごろの段階ではまだ240.60-70ぐらいにいたはずなのですが、
サクソによるとNYクローズにかけて240円台を割り込む水準まで落とした
ようです。ホントかいな?

なんていってられる状況ではありません。

画像を見ていただければわかるのですが、3月6日の安値221.15と6月8日の
安値237.68を結んで延長してきたトレンドラインを木曜日にブレイクして
一気に地合が悪化。サクソのレートを信用するなら金曜日の引けにかけて
のポンド安の進行は、画像に引いたもう一本の緩やかなほうのトレンドラ
インもブレイクしようとするものだったことがわかります。

週末の参院選結果によって一時的に円安方向にもどるのか、それとも今週
月曜日がそうだったようにウェリントン~シドニータイムの流動性が全く
ない相場状況で、この2本目のサポートラインも割り込んでしまうのか…

もしそんなことになったら235円で止まるかどうかも怪しくなってしまう
ほどの危険なところにきているような気がするのです。

単なる杞憂に終わってくれればいいのですが…
img20070728.jpg

円キャリのつけ…

相場の流れがこうも急激に変わるものかとつくづくおそろしさを感じて
いるここ2~3日です。

先ほどまでの稿で、実はその萌芽はすでにここ2~3週間に潜在的に進行
していたんだと指摘させていたのですが、自分自身そのことに気づくのが
決定的に遅くつくづくおろかだったと呪う始末です。

いつだったか、G7か何かの場で円キャリー取引の進行が及ぼしうる副作用
について懸念するという発言がありましたけど、それが今週後半のような
事態の出現だったんだなと思ってます。

そして怖いことに多分これはまだ始まりに過ぎないのではないでしょうか?

当分はエクスポージャーの圧縮に皆が狂奔するものと思われます。
ドル円が落ちたとはいえまだ118円台にいるからいいようなものの、これ
とて本当に持ちこたえられるかどうか今は心配です。

日本の主婦層が投機筋を凌駕しているなどといったオベンチャラを囃して
いながら実は欧米の投機筋もしっかり円キャリでガンガン儲けていたわけ
ですが、株式市場で大異変が起きつつある状況下、彼らは資本市場で受けた
損失をカバーするために円キャリーポジションを急速に圧縮している、そん
な構図が現状を説明しているのでは?

忘れてならないのは彼ら投機筋は第3者の投資資金を運用しているという
事実です。

ということは、運用実績がある程度悪化したら彼らは否応も無くポジション
を圧縮せざるを得ないのです。

これが一般投資家のように運用期限がなくて長い目でみてスワップ収入の
複利効果を狙っている人たちとの大きな違いなんですね。

でもFXをやっているかぎりこういった大波をかぶることが1年に1度か2度は
どうしてもあるんです、経験的に言って…

で、こういうときにどうするか…今までの場合は1ヶ月ほど我慢していれば
良かったわけです。 ただ今回は殆どの通貨ペアで15年ぶりとか20年ぶり
といった高値を更新してきたわけで、それだけ山が高かったんです。

それが一転、この上昇が逆流を始めたとなると谷の深さも過去1~2年で
経験してきたよりももっと大きなものにならないと誰が断言できるでし
ょう。

円ショートポジションでロスが出始めている人たちの気持ちを逆撫でする
つもりは毛頭ないですがリスク&ポジション管理をしっかりしておかない
と取り返しのつかないことになりかねない、そんな不穏な空気を感じて
いるこの週末です。

貼り付け画像はユーロ円の20x60.サブプライムの問題で米10年もの長期
金利が発作的に5.30%にのせた影響で6月13日につけた安値(161.51)
から今週月曜のシドニータイムでどさくさにまぎれてつけたという169.05
まで要した時間は29営業日。それをその後の5営業日であっという間に
全戻ししてしまったというおそろしい図です。

img20070728.jpg

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