2007年06月

波乱の週末...

アジアタイムは退屈な午前から午後に向けてクロス円の買いが進行。

特にカナダ、豪ドルといったところがマーケットを引っ張り、来週MPCが
開催されるポンドも2.00台で安定ということでポンド円もいよいよ高値
更新に向けて準備を整えるといった感じでしたね。

そしてヨーロッパに入ると突然ユーロドルが爆発!1.35台にのせてしまい
ました。
思うのですがユーロってほぼ全て(といっては大げさですが)のクロスの
源みたいなものですから、先日のルーブルの件でもそうでしたけどどこかの
通貨をロングにするときにヘッジでショートにする、またその逆という現象
が起こりやすく今回のように多くの通貨が対ドルで上昇するときも一番あと
からついてくるということが多いですね。

トピックがあっちこっちに飛びますがやはりすごかったのはカナダ。対円で
いうと116.40-45の今年最高値を突き抜けるとロケット噴射のように117.70台
まで上昇!!

でもこのあとも凄まじかった...カナダの4月GDPが市場予想をかなり下回った
ことでそこから2円の下落ですよ!! 私は朝早く起きてモニターをチェック
して腰を抜かしてしまいました。
会社のレポートで‘今日のカナダはかなり激しい動きが予想されるので
注意!
’と書いた原稿をコンプライアンスチェックにかけたところ、‘そう
いう煽動的な文言は社外に送信するオフィシャルな文書には書くな’と
きつくたしなめられて‘カナダの値動きに注目すべき’などというお茶を
濁したような表現に変更されてしまいましたが、これが‘かなり激しい
動き’
でなくてなんなんだ! お客さんへのインパクトが全然違って
くるじゃないですか。 さてイヤミはこれくらいにして...

あとはロンドンで爆発物を搭載した不審車が見つかった、アメリカでもテロ
警戒アラートを引き上げるらしいとのことでドル全面安。
これにつられてユーロ円、ポンド円は最高値更新ならず。ドル円も123.00
を一瞬割り込んだようでした。

さて、来週も本当に盛りだくさんの指標が予定されていますね。そういえば
もう7月になるんですか...皆さん今月はガンガン儲かりましたか?
夏枯れ相場になる前のあとひと月が今年前半の最大の稼ぎ時になると思い
ますので、それに備えて週末はゆっくり鋭気を養ってください。

私は所用で2日間東京を空けます。

ことほど左様に難しい...

私のところに毎日某米系インベストバンクのデイリーストラテジーが
送られてきます。

各通貨の見通しについて非常にコンパクトにわかりやすくまとめられて
いて重宝しています。

で、ポンド円の値動きにすごく興味を持っている者の一人として私も毎日
興味深く読んでいるのですが、今週初、247円台後半にいるときの、その
レポートの推奨はポンド買い。250円突破は堅いとのことでした。

その後週央にかけて244円台に緩んできたら、今度は243.25まですぐにも
落ちそうなことを書いているではないですか! そしてやがては237-240
に下落する...そうかいてます。

昨日の夕方時点ではまだベアリッシュ。246.90を越えないうちはやはり240
方向だということです。

何が言いたいかというとプロのストラタジストといえどもそのビューは結構
相場の流れに左右されるということなのです。

ある意味コロコロと見方が変わるのは自然なことといえます。 だって毎日
新しい情報があとからあとからどんどんでてきてそれを市場が消化するプロ
セスを通じて価格形成が行われていくのですから。

頑固に自分の考えに固執して大損をするよりは、自分の考えははっきり整理
しておきながらもいつでも内的(=テクニカル)、及び外的要因や新しく
入ってくる情報の重要度に応じて柔軟に対処できる体制を作っておく方が
よっぽど大切なんではないかと思っているんですがいかがでしょうか...

結構荒いですね...

昨夕も書きましたがお客さんにはドル円で122.45、122.15、121.85で買い
下がるのはどうかと勧めていました。

結局下値は122.22-25あたりだったのでできたのは122.45だけでしたが今朝
のショートカバー(NZの第1四半期経常収支、日本の鉱工業生産データが
それに輪をかけた)のおかげで十分利食いができました。

慎重に円ショートポジションを作るレベルを選んで取引すれば大火傷する
ことはないでしょう。

お客さんに取引推奨する際に使っているフィボナッチテーブルをここでも
貼り付けときましょうか...
ここ1月あたりのレンジをもとに計算したものです。
実際にはこのテーブルと一目均衡表やP&Fを総合して‘こうしませんか?’
みたいな感じでセールスしています。 もちろんファンダメンタルや市場
のトピックなどもなるべく臨場感が伝わるように努めてますけどね...
fibo.jpg

そういえば...

今日のお昼ごろでしたか、私の携帯にメールが送られてきました。

送り主はカミサン。で、何の用事かなと読んでみたら...

‘今日って結婚記念日だってこと憶えてる?’

ヤ、ヤバイ 忘れてた!!

その場しのぎで返事を書きました。‘そうだったんだね、おめどとう!!’

ほんのしゃれのつもりだったのですが返ってきた答えはひとこと

‘バカモノ’...ハハ いわれてみればそのとおり。で、結局金曜日に
ちょっと豪華な外食をすることで手を打ちました。 かなりセコイ解決法
でしたかね...

なかなか更新できないですみません

こちらにいろいろ書きたいのはやまやまなのですが、前にも書いたとおり
お客さん担当のセクションに移ったことで朝夕のレポートを書いたりお客
さんへの電話をしたりとかなり忙しくなってしまってなかなかこちらに
記事を書けないのが悩みのタネです...

さて、もう今日も午後8時も近いということで相場はかなり動いてしまった
のであまり意味のないことなのかもしれないですが、マア言ってみればわかり
安い相場展開だったといえるのでは?

というのも昨夜のSECによるサブプライムローン貸し出し機関に対する査察
報道でそれまで順調に反発していた米株価が急落し3日連続で前日終値を下
まわることとなった+ゴールドや原油価格が大幅下落したということでリスク
テイク余地が狭まってしまった投機筋は円キャリーポジションを圧縮せざるを
得なくなってしまった...

こうなるととくに商品価格との連動性の強い豪ドルを中心としてクロス円が
下落せざるをえない状況となっているのです。

で、東京から欧州時間までの動きはたぶんこうなるだろうなというイメージ
を絵に描いたような展開をしているのですが問題はこれからですね。

ただ、問題はこれからです。
既にアワリーのチャートを見てみればドル円にしろユーロ円やポンド円にしろ
ストキャスティクスは既にボトム圏内から自律反発しそうなカーブを描いて
いるさまが確認できるはずです。

ということでここ2~3日の例にならうとするとNY市場の午前中はある程度
ショートカバーがでてもおかしくないタイミングと思うのですが、問題は
反発に持続性が出るかどうか...株価が4日連続で下落となるとかなり深刻
です。 

考えてみると先週までは圧倒的に金利差、そして日本の利上げの可能性が
遠のいたことで円ショートを持ってればよかったのですがいまや市場を動かす
主要因はアメリカの住宅問題の帰趨にかかってきた、言い換えれば微妙に
市場のテーマが変わってきたという認識を持つべきでしょう。

その観点からすればNY市場時間でサブプライム問題が更に深刻化するかどう
かで円キャリーのポジションが更に縮小を迫られるかどうかのカギを握る
ことになるでしょう。 

ちなみに私は121.50がしっかり割れないかぎりはゆっくりと円売り相場の
ベースができるプロセスにいるのではないかとの立場ですが...
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